鹿児島市のお客様よりご依頼頂きました、
ジオ・ポンティ/スーパーレジェーラ プロトタイプの編み替え事例を
紹介させて頂きます。
本モデルはスーパーレジェーラのいわゆる試作品となっており、
大変希少のものだと思います。
オリジナルは皮籐幅が約2.5mmですが、今回は約4.0mm幅で
編み替えを行いました。編み目はオリジナルと同一です。
オリジナルもとっても綺麗ですが、幅4.0mmもちょうど良いバランスで
仕上がっています。
荒くもなく、繊細さを残しながらもしっかりした雰囲気です。
編み手としてのモットーは、"オリジナルよりも綺麗に"
見た目としての綺麗さはもちろんですが、随所の処理を、プロとして気を使っています。
例えば、座裏など普段見えない部分ですが、皮籐を止める際、オリジナルは良く釘を打って更にその釘が見えている場合があります。
そのような場合も、釘を使わずに見た目に気を遣って処理をします。
誰も気づかないかもしれません、しかし、そういったことが全体として
違和感のない美しさに繋がると思っています。
せっかくご依頼頂けるのですから、誠心誠意、ものと向き合いながら
作業致しております♪
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